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絨毯の歴史とペルシャ絨毯について

 ペルシャ絨毯を詳しく知っている人はどれくらいいるのでしょうか。今でも家の絨毯として日本でも使われています。ではいったいどれくらい前からペルシャ絨毯は作られているのでしょうか。まず初めにカーペットの歴史からまとめていきます。
 カーペットの歴史は古く、紀元前4000年ころにペルシャ地方の羊飼いたちが糸を紡いでそれを植物で染色して織物として作ったのが始まりといわれています。ちなみに現存する最古の絨毯はロシアエルミタージュ美術館に収められていて、紀元前500年ころのものだといわれています。
 ペルシャ絨毯と並んで有名なのがトルコ絨毯で、この二つが世界でもかなり有名な伝統芸術です。トルコ絨毯はマルコポーロがかの有名な「東方見聞録」の中で、「コンヤ、カイセリ、シヴァスで織られた、緋色の絨毯が最も美しく優雅である」と述べており、またフランス人画家のゴーギャンも「色を学びたければトルコ絨毯を見ればいい」と述べるなど世界中で愛されています。


 では次にトルコ絨毯の歴史を見ていきましょう。トルコ絨毯のそもそもの歴史は遊牧民だったトルコ人が中央アジアから移動するために、女たちが羊の毛を紡いで織物を織って、それをテントの中で使っていたことから始まります。
 こうして古くから生活の大切な道具だった絨毯は、嫁入り道具の一つとして」嫁ぎ先にも持っていかれました。ちなみにトルコ語で絨毯を「ハル」といいますが、大昔は「カル」でした。
 そして現在でもペルシャ語で絨毯はカルといわれています。トルコの古い口承文学文献に「カル」という表現がでていることから、おそらくペルシャよりもトルコのほうが絨毯の歴史が古くて、中央アジアから各地に伝わって広まっていったと考えられています。絨毯の発祥地は小アジアからだと見解が一般的となっています。


 絨毯の模様はかつては遊牧民的で、シャーマンなモチーフが幾何学的に描かれていました。その後、様々な文化の影響を受けながら発達していきます。イスラム教徒の、古代アラビア文字や、預言者マホメットを象徴する文様が描かれたり、またビザンツ帝国の影響を受けてビザンツ芸術の模様が取り入れられました。
 また帝国が拡大していくと今度は様々な占領地の模様文化を取り入れたりしながら、様々な文化のモザイクとして現在の絨毯は完成されていきました。実際にペルシャ絨毯を買いたい人は、現地博物館などで展示されてある絨毯を見に行き、見る目を養ってから購入するということもおすすめです。

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