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卓越された技術と独特の雰囲気を合わせ持つ芸術品

 ペルシャ絨毯はイラン周辺で作られてきた伝統の織物です。ペルシアでは様々な王朝が栄えたり衰退したりを繰り返してきましたが、その中でもペルシャ絨毯は劣ることを知らず、ずっと現在まで制作が続けれてきました。その地方の家族が代々作りや柄を受け継がれたりしていることもあり、家系などの理由で、柄などが異なり、とても独創的な柄での仕上がりですが、そのモチーフは唐草模様やアラベスク模様であったりします。
 イラン国内では人物の柄で織られたものもありますが、輸出される絨毯ではほとんど見かけることもありません。そしてどれとして同じ大きさの絨毯が作られることはありませんから同じものを2つとして購入することができない貴重な絨毯でもあります。
 一つの絨毯が完成されるまで1年という期間のものも沢山あります。数々の色を縦糸に結び付けて制作していきます。縦糸を正確に張らなければ、予め決めておいたデザインで仕上がることが難しく、手結びによるものか専用のナイフを使って制作されます。出来上がるその作業は大きいものですと横に数人並んで制作し、制作する結び目の数が細かければ細かいほど高品質なものとして評価されます。


 完成度は卓越された技術と誰にも真似できない独特の雰囲気を持った美術品とも言える絨毯に仕上がり、また絨毯を使えば使うほど結び目が締まるので実用性が高まり、しっかりしたものに変わっていくことも魅力の一つでもあります。
 糸もシルクで織られるものとウールで織られるものがあり、ウールはシルクより少し安価で販売されていますが、シルクを使って出来上がるものは細かく織られた上に言葉にできないほどの上品さがあります。使用する糸の太さなどの微妙な変化でその柄の表現を表しており、価格もそれに合わせて変動します。


 2008年、イランでは世界の絨毯市場のおよそ30パーセントものぼる絨毯を輸出している世界最大の国であり、最近ではその高級品の名前を使って偽物も数多く出回っています。
 しかし本物かを知るためには必ずその絨毯の裏を見ることをお勧めします。本物であれば、裏も表と同じような柄になっています。これは手織りであるためだけにできることで機械織りなどで織られたものであれば、不可能とされています。
 そして化学繊維などの糸を使った絨毯も非常に触り心地が悪いのでぜひ、ペルシャ絨毯を購入しようと考えている場合は、安く設定されている金額に加え、しっかりと手触りや感触などを確認した上で購入するといいでしょう。

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